今日のガスト
日曜日は平日の3倍ぐらい人が多い。それでも30席に4,5人。
白い仕切り版ができていた。
東京で感染がすごいので、その対策という。
地元の客だから関係なさそう。
藤井七段 対局中マスク外して波紋も専門家「脳に酸素が必要。マスクを着けていては不利」
スポニチ6月6日
将棋の藤井聡太七段(17)がタイトル戦最年少出場を決めてから一夜明けた5日、棋聖戦5番勝負(8日開幕)に向けた準備が始まった。若き天才の初タイトルが懸かる一戦。これまでにない盛り上がりが見込まれ、警備態勢の強化も検討されている。一方、前日4日の対局で波紋を呼んだ“マスク外し”を巡る対応も注目される。
日本将棋連盟では新型コロナウイルス感染対策として、棋士にマスク着用を推奨。対局室も窓を開放し換気に努めるなど「3密」軽減を目指している。4日の藤井―永瀬拓矢2冠(27)戦も夕刻までは両者マスク姿だったが午後5時18分、藤井は勝負手を放った直後にマスクを取り去った。
対する永瀬はマスクのゴムを片方外して水分を取る行為を何度も繰り返したが、こちらも意を決したようにマスクを取り、以降の対局に集中。盤側で取材していた現役棋士の勝又清和七段(51)は「頭をかきむしったりして、いかにも苦しそう」と明かしている。終局時は両者ともマスクを着け直したが、生配信されたネットでは感染を心配する声やマスク外しへの批判的な意見も寄せられた。
会場は東京都渋谷区の将棋会館。4日午後5時の気温は26・9度。盤上は勝負どころを迎え両者の頭脳がフル回転する過酷な状態だった。
素顔のまま1メートルほどの間隔で対面すると通常では感染リスクが高まる。だが感染症が専門の中原英臣氏(西武学園医学技術専門学校東京校校長)は「対局で大きな声を出すわけでもない、つばを飛ばすわけでもない、たくさんの観客がいるわけでもない」と指摘。「棋士は相当頭を使いエネルギーを消費している。脳に酸素が必要。マスクを着けていては不利」と理解を示す。
勝又七段も「夏場はマスクなしの対局で構わないのでは。スポーツ選手のように体力を使っているのですから」と力説。日本将棋連盟は「マスク着用は推奨ですので棋士の判断で外してもらって構わない」とした。5番勝負でもマスクをかなぐり捨てての熱戦が期待できそうだ。
松尾八段、マスク着用の効用について
2020年6月6日読売新聞 第33期竜王戦2組準決勝 第6譜
(先)八段 松尾歩 七段 佐々木勇気
観戦記者 小暮克洋氏
マスク着用は日本将棋連盟の内部的要請でもあるのだが、松尾はその効用について非常に懐疑的だという。
「いろいろな情報を集めて自分なりに考え抜いたのですが、マスク着用が推奨されるのは咳が出る場合や会話する際に飛沫が周囲に飛ぶのを抑えるためと認識しています。ところが対局者は話をしませんし、必要があって発声する際はハンカチで口元を押さえるだけで十分に思います」
加えて長時間の対局では水分補給が欠かせない。「そのたびに何十回と繰り返してマスクを着脱したり、あまり水を飲まない人でもマスクのズレを無意識に直したりすることは接触感染のリスクを高めます。盤に集中している状態で無造作にマスクを扱うのは直観的にも不衛生」と力説する。
結論として「将棋の対局は非常に特殊な環境下で全力を尽くさなくてならないので、マスク着用には慎重な姿勢が望ましい」が松尾の主張だ。
棋聖戦挑戦者決定戦の最後の方をみていましたが、二冠はマスクをし、七段は終了間近にマスクを着けていました。感想戦は短かった。
コロナ・ピッーリタンニズム(CP) 定着に警鐘
6月1日読売新聞朝刊9面文化
「3密回避」へ過剰反応 「自粛警察」でバッシング」
(一部抜粋)
「自らも感染している前提で、他人にうつさないように振る舞うべきだ」という医学的な要請
現代日本では、「医学的な要請を道徳的要請と捉え、無意識のうちに倫理観として内面化しつつある」のだという。
密閉、密集、密接の「三密」を回避しなければならないのは、非常事態下だから。それなのに『3密』という言葉を聞いて、『悪いことだ』と反射的に思う人がいるとすれば、CPの価値観にかなり染まってきている。
その顕著なあらわれが、「自粛警察」だという。外出する人や営業を続ける店舗などへのバッシングを加速させるのは「論理的な後ろ盾」を得たと感じているから。「自分に正当性があると確信できた時、人は最も攻撃的になる。最初は医学的要請だと分かっていたのに、だんだん倫理とくっついてきて、怒りがわいてくる人が増えてきた」
宗教的な道徳律が希薄だった日本では、「同調圧力のもと誰かを罰したいという人が多い」ともいう。幕末・明治期の廃物毀釈や戦時中の敵性語追放なども、政府の示した方向に、民間が過剰に反応してエスカレートした側面が強かったとみる。
別件だが専門家の肩書が副院長から院長補佐に変わったのはなぜだろう